文学とレディオヘッド。
In pitch dark I go walking in your landscape
Broken branches trip me as I speak
Just because you feel it doesn't mean it's there
Just because you feel it doesn't mean it's there
There's always a siren singing you to shipwreck(don't reach out, don't reach out [x2])
Steer away from these rocks we'd be a walking disaster(don't reach out, don't reach out [x2])
Just because you feel it doesn't mean it's there(there's someone on your shoulder [x2])
Just because you feel it doesn't mean it's there(there's someone on your shoulder [x2])
There there...
Why so green
And lonely? [x3]
Heaven sent you
To me [x3]
We are accidents waiting
Waiting to happen
We are accidents waiting
Waiting to happen
今回はRadioheadのThere Thereという曲について。Radioheadの曲に好きなものは多いけど、たぶんこれが一番好きかもしれない。曲そのものはもちろん、MVも個人的にとても気に入っている。初めて観たときは、人間(トム)が木に変えられてゆくシーンに衝撃を受けた。
なぜ今さらこの曲に触れるのかというと、ダンテの『神曲』のなかに類似するシーンがあったから。
『神曲』とは、著者のダンテが古代ローマの詩人であるヴェルギリウスに連れられ、地獄・煉獄・天国を案内される話。地獄・煉獄・天国にはそれぞれいくつかの階層があり、その様子がギュスターヴ・ドレの絵によって描写されている。
続きを読む人はなぜ不安になるのか
今に始まった事ではありませんが、日々思ったことをすぐにつぶやけるツイッターを代表として、ネットは多くの情報で溢れています。それらのなかでも、愚痴や罵倒など、見ていてあまり気持ちのよくない言葉というものは特に目につきやすい。こういった言葉を見るたびに私も嫌な気分になるので、なるべくそういった発言はしないようにしています。なかには、”嫌だったら見るな”論法を使い、このような反論をしてくる人もいるでしょう。「ブロック(ミュート)すれば済む話じゃないか!」と。しかし、そんな単純な話で終わらせてはいけないはずです。
仏教に”三毒”という言葉があります。これらは「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」といい、簡単に言うと、貪は自我、瞋は怒り、癡は無知を意味します。これらをひっくるめて、わかりやすい1つの言葉に表すなら”自意識過剰”がぴったりでしょう。仏教ではこの”自意識過剰”は煩悩とされ、人間の苦しみの根源だとされているのです。
実は、日頃から愚痴を言ったり罵倒したりする人に「自我、怒り、無知」がよく見受けられます。このような人々は”自意識過剰”なのかもしれません。しかし、三毒は煩悩でもあるため、悟りでもしないかぎりこれらの煩悩をなくすことはできません。誰にでも”自意識過剰”に陥る可能性はあるのです。では、苦しみの根源とされる”自意識過剰”はどのようにして助長されていくのか。