抜き書き集①

ときどき見返す。見返した回数だけ発見がある。

 

人間とはたいていの場合、それがどんな悪党でも、わたしたちが一概にこうと決めつけるよりはるかに素朴で純真である。
カラマーゾフの兄弟ドストエフスキー

紙の書籍は、何もしないのだ。紙の本はわたしが集中することを助けてくれる。読書以外にすべきことは何も提供しない。紙の本は、検索も更新もしない代わりに、わたしが取り組むことを静かに待っている。
『それでも、読書をやめない理由』デヴィッド・L・ユーリン

電子書籍との比較を前提にしている。スマホタブレットでも読めるようになったが、読んでいるテキストは同じでも、読書体験はまったく違うものだ。

僕の思念、僕の思想、そんなものはありえないんだ。
言葉によって表現されたものは、もうすでに、厳密には僕のものじゃない。僕はその瞬間に、他人とその思想を共有しているんだからね。
『旅の墓碑銘』三島由紀夫

言葉は歴史性を持つ。

プラトンの言う「イデア」、シェルドレイクの仮説を連想した。

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