読書感想

【読書感想】日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書) 作者: 内山節 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/11/16 メディア: 新書 購入: 7人 クリック: 37回 この商品を含むブログ (55件) を見る 最近読んだ本のなかで一番おもしろかった。2017年の…

【読書感想】中勘助『銀の匙』

中勘助は東京帝国大学に在学中、夏目漱石の講義を何度か受けていた。あるとき、原稿の閲読を漱石に請うたところ、これが「珍しさと品格の具はりたる文章と夫(それ)から純粋な書き振」と絶賛される。そして、漱石がみずから東京朝日新聞社に連載を依頼した…

突き詰めると絶壁。

元禄文化には、何か危きに遊ぶようなものが見える。周知のように、文芸の世界では、近松、西鶴、芭蕉の三人が、この時代に現れて了うと、極端に言えば、後はもう何もない。三人が登りつめた頂上の向う側は、本当を言えば、断崖絶壁であって、後人達は、まさ…

【読書感想】梅棹忠夫『知的生産の技術』

知的生産の技術 (岩波新書) 作者: 梅棹忠夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1969/07/21 メディア: 新書 購入: 34人 クリック: 460回 この商品を含むブログ (297件) を見る 書かれたのが1968年ということもあって、「元祖ライフハック」として有名な本だ…

「民主主義」「平等」の欺瞞。

ようやく卒論がひと段落したので、これまで怠っていた読書に少しずつ時間を割き始めた。すぐに読めるような軽い本を、ということで選んだのがこれ。 反・民主主義論 (新潮新書) 作者: 佐伯啓思 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/10/14 メディア: 新書 …

「対立」から脱却したい。

ネットをしていると、嫌でも誹謗中傷が目に入ってくる。最近の例としては、某フリーアナウンサーが「人工透析患者は自業自得だから殺せ」という内容のブログを書いて炎上。<自己責任>や<自業自得>という言葉を使う人間がぼくはあまり好きじゃないけど、…

人はなぜ不安になるのか

今に始まった事ではありませんが、日々思ったことをすぐにつぶやけるツイッターを代表として、ネットは多くの情報で溢れています。それらのなかでも、愚痴や罵倒など、見ていてあまり気持ちのよくない言葉というものは特に目につきやすい。こういった言葉を…

【読書記録】資本主義の預言者たち

今回取り上げるのはこの本。 資本主義の預言者たちニュー・ノーマルの時代へ (角川新書) 作者: 中野剛志 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ 発売日: 2015/02/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る この本は2009年に出版された『恐怖…